2008/12/31実施  Cマウント大口径レンズ 開放比較
(2008/12/31 C mount 'fast' Lens Test - full aperture)

All photos are taken by the modified Lumix G1
(each 2nd photo are enlarged part of the left picture)
@Kino-Plasmat 15mmf1.5
ADallmeyer Speed Anastigmat 15mmf1.5
BSOM Berthiot Cinor 25mmf0.95
CDallmeyer 1 inch f0.99
DAngenieux 1 inch f0.95
ECarl Meyer Speed 1 inch  f0.95
FDallmeyer Kinematograph 2 inch f1.9
GKern Switar 50mm f1.4
HCooke Ivotar 2 inch f1.4
評価
 @レンズの特性が最もよく判断できるのは中央のクリスマスツリーの電球の画像とその拡大部分。
 A画像の描写とボケの形から、性能的に優秀と思われるレンズは、「Cooke IvorarとAngenieux 25mm」
 BやはりCマウントの広角レンズ(@、A)はG1では周辺がかなりけられることになる。
 CKino-PlasmatとSpeed-Anastigmatはレンズ構成は同じ形式のはずだが、描写はやや異なっている。Speed-Anastigmatはコマ収差が大きく出ている一方、Kinoは非点収差が際立っている。球面収差かどうかはっきりとはしないが、Speed-Anastigmatは全体的にソフトに描写されるようだ。
 D1インチ各レンズの描写も非常に個性的。特にDallmeyer0.99の癖玉ぶりが目立つ。SOM Berthiotも適度?はコマ収差も見られて、使いやすい部類の癖玉になりそう。
 E2インチレンズはどれも優秀なレンズと言える。その優秀なレンズのなかでIvotarは光源ボケにもほとんど輪郭が入らず、ボケもなだらかで、かなりの優れ玉と言えるだろう。Kinomatographは予想に反して周辺もそれほど問題なく、このマイクロフォーサーズのフォーマットで使う限りにおいては素直なレンズである。