ボシュロム社は、1853年にドイツからの移民 J.J.ボシュが米国ニューヨーク州ロチェスターに開いた小さな眼鏡店から始まります。
ボシュは初めスイスで眼鏡店で眼鏡技師として働いた後、1849年にアメリカで運を試すことを決意し、19歳で渡米します。(同じくドイツ生まれで二つ年上のH.ロムがアメリカへ渡ったのも同じ1849年)
1853年にボシュはいくつかの職を転々とした後、ロチェスターのレイノルズ・アーケードに眼鏡、望遠鏡、オペラグラス、顕微鏡などを扱う小さな店を開きます。但しこの店はなかなか軌道に乗らず、3年連続で赤字が続き存続が危うくなったところで、60ドルという大金を出資してくれたのが、当時大工をしていたH.ロムです。
ロムの出資にもかかわらずその後も店の経営はうまく行きませんでしたが、道端で拾ったゴム片から硬質ゴムを高価なメガネフレームに代わる材料として着目したことから運命が変わっていきます。

1863年に兵役から戻ったロムを共同経営者として迎えいれ、ロムはN.Y.で経営の指揮を執り、ボシュはロチェスターで研究開発に専念するという二人の共同経営のスタイルが確立していきました。
1975年頃からボッシュの息子のエドワードが顕微鏡そしてレンズ部門で才能を発揮し始め、80年代には写真用レンズにも業域を拡大、さらに1900年代に入るとボッシュのもう一人の息子のウィリアムが光学レンズの国内生産を成功させるなど、さらに業績を拡大させて行きました。
1960年代に入るとコンタクトレンズの研究を進め、1971年に世界初のソフトコンタクトレンズを開発、その後、この分野が同社の基幹業務となって行きます。
1980-90年代になると業域の整理を行い、この段階でガラスレンズ分野、顕微鏡分野から撤退することになります。その後はコンタクトレンズ、眼科用機器に特化した従業員14,000名の大企業として、今日なお活躍しています。
(ボシュロム社HPより抜粋)