Hugo Meyer社
1863年 Hugo Meyer誕生
1896年 Hugo MeyerとHeinrich Schaetzeは共同で独ゲルリッツ(Goerlitz)の光学機器メーカーを設立。

Hugo Meyer(1863-1905) |
「Aplanats」「Aristoscop」レンズを生産開始。
1900年 ダブルガウス変形型の「Aristostigmat」の特許取得、生産開始。
1905年 Hugo Meyer死去。妻Eliseと子供たちが会社を継承。
1911年 Euryplanレンズを生産していた「Schultz and Biller-beck」社を買収
1916年 トリプレットタイプの「Trioplan」生産開始。
1919年 Dr.Paul Rudolphが入社。このとき61歳。同年から1921年にかけて「Plasmat」レンズの特許を取得。
Schultz and Biller-beck社のEuryplanを改良したもので、Dagor lensの張り合わせセメント部分を空気レンズ化。
コーティング技術が未熟なため内面反射が多い。
1919年 「Doppel Plasmat」(Serial Number 125,353から?)販売開始。
1924年 Rudolphは、f2とf1.5の「Kino-Plasmat」を設計。
1930年までに16mm映画用に3/4inch、7/8inch、1+3/8inchのKino Plasmatが発売、
35mmフィルム用に1+5/8inch、2inch、3inch、3+1/2inchの「Kino-Plasmat」を発売。
(12.5mmのKinoplasmatは、後年1938年頃に8mm映画用に追加された。)
1931年〜33年 ライカマウント専用のKino-Plasmat75mmf1.5を発売。
1932-33年頃 「Makro-Plasmat f2.7」(Serial Number 489,038から?)を発売。
50mmのライカマウント(キノコ)は製造番号582233番〜583083番と言われ、製造台数が非常に少ない。
(初期のライカA型用のものには580000番台のものも存在する。)
105mmにはPrimaflex用とExakta6x6用のものがある。583968〜964037番
75mmにはExakta A型用のものがある。番号は489,038〜780873番
1933年 Paul Rudolph 退社。Stephen Roeschleinが設計責任者となる。
1934年頃 Exakta VP(ナイトExakta)用に「Primoplan 80mmf1.9」(6549139〜980618番、一部75mm/83mmf1.9)を製造開始。
Primoplanf1.9は30,50,58,75,80,83,100,180mmが生産されている。
1935年頃 Tele-Megor開発。
1936年 Stephen Roeschlein 退社してSchneider社へ。Paul Schaefterが設計者に。
1939年からの第二次世界大戦中にはその期間のみと思われる85mmf2.0と100mmf2.0の「Megon」が生産されている。
(6枚のダブルガウスタイプ)
第二次世界大戦後は東ドイツの共産主義国家に編入されたため、より低価格のレンズを「量産」していくこととなる。
1968年にPENTACONに吸収される。さらにSchneider社傘下に。
その他の注目レンズ
Kino-Plasmat f2.0
シネ用レンズ。レンズ構成はf1.5のKino-Plasmatと同様。7/8inch〜5inchが生産されたようであるが、実物を見る機会は少ない。
Makro-Plasmat f2.9
1inch〜12inchまで多種存在する。1930年のカタログにNEWとして登場しているので、そのころに生産が開始された模様。
Rapid-Plasmat f1.0
f1.0!!の超高速レンズ。生産はされなかったようだが、レンズ構成はKino-Plasmatと共通しているのか??
Plasmat 6.5inch f1.8
これも未だ実物を見たことがないf1.8のPlasmat。
Kinon Superior 50mmf1.5,f1.6,f1.8
1920-30年代のプロジェクションレンズのようであるが、眼にしたことがない。50mmf1.5などを撮影に使用したら、、、、?
参考文献 A lens collector's vade mecumなど多数。
|