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素人レンズ教室 その1

たまには「レンズについて」おさらいをしておいた方が良いかなあと思い立ちました。とは言ってもあくまで素人ですので、わずかな知識と大いなる誤解を取り混ぜた極々簡単かつ怪しい?ものにしかならないとは思いますが、、、、。

さて初めのその1です。私のブログでも最も多く登場するノクチルックスや、Kino-Plasmatなどの50mm標準レンズですが、
そもそも
「なんで標準レンズというのでしょうか?」

Wikipediaでは、
・標準レンズ(ひょうじゅんレンズ)とは、写真で、原板(フィルムやガラス乾板など)の実画面サイズの対角線長に近い焦点距離のレンズのこと
通信用語の基礎知識では、
・標準が50mm前後なのには幾つかの説があるが、はっきりとは分かっていない。一説では、35mmフィルムの像面サイズに由来するとする。35mmフィルムの像面サイズはフィルム上で24×36mmとなるが、ピタゴラスの定理により対角線長は約43mmと算出できる。そして、これより若干長い50mmとしたときに人間の肉眼の遠近感に近い像が得られることから、50mmが標準となった。

上記二つとも、まあ一般的な答えですね。
「フィルム(受光素子)の対角線の長さに近い焦点距離を持ったレンズ(がたまたま人間の遠近感と近かったため)」というのが正解でしょうか。
したがって、受光素子サイズが35mmフィルムより小さいAPS-Cのデジ一眼の標準レンズは30mmとか35mmとかになるのはよくわかりますね。


さてさて、今回はここからが素人レンズ教室です。
問題は
「では焦点距離とはどこからどこまでを指すのか?」です。
早速解答ですが、
「主点から焦点までの距離」 です。← こんな不親切な解答見たことない!

補足します。ここが肝。よーく読んでくださいね。

@
焦点とは平行に入った光線がレンズ内で屈折して一点に集まるところです。
・・・虫眼鏡なら太陽光線が一点に集まって、紙が焦げるときの焦げの位置。
・・・レンズなら無限大に距離を合わせた時の、フィルム面の位置です。

A問題は主点です。
・・・
主点とはレンズの光学的な中心を指します。
・・・虫眼鏡のような断面が左右対称な単眼だと簡単で、虫眼鏡の凸レンズの断面の厚みの真ん中になります。
・・・レンズの場合は、やや複雑、でも簡単です。下の図と照らして読んでください。
・・・無限遠の風景から来る(平行な)光が最初に第1レンズに入る平行な光と、最後のレンズで屈折してから焦点に至る斜めの光の2本だけを考えます。そしてそれぞれの光の道筋の延長線を描いてみます。それら延長線は1点で交わりますが、レンズ全体で考えると面(球面の一部)を作ります。この面の中心(レンズの軸との交点)を主点といいます。
そして主点と焦点の間の距離が、おなじみの焦点距離(50mmとか、35mmとか)です。

焦点距離のおさらいでした。でもこれが判らないと、レトロフォーカスタイプとか、テレフォトタイプというのは理解できませんから、判っていた方も再確認お願いします。
そして間違いはどんどん指摘してください。
ということで、第1回の素人レンズ教室はおしまいです。