2008/06/25実施 キノ・プラズマートKino-Plasmat 広角〜標準レンズ 描写テスト
(Kino-Plasmat 35mm, 41mm, 50mm f1.5 & f2.0 Lens Test)

Kino-Plasmat 35mmf1.5 Kino-Plasmat 41mmf1.5 Kino-Plasmat
50mmf1.5
Kino-Plasmat 50mmf2.0
画像@
photo @
開放画像
Full Aperture
絞り f8.0
at f8.0
開放で最も見事な「ぐるぐる」が見られるのが、35mmf1.5です。
一方50mmf2.0はこの被写体ではむしろ放射状のボケの流れが強く出ているようです。
41mmと50mmf1.5は共に「適度な」収差の現れ方で、使い易さが際立っています。
画像A
photo A
開放画像
Full Aperture
絞り f8.0
at f8.0
この作例では35mmと41mmの描写傾向が非常に類似している点が目立ちます。
50mmf1.5は非常に立体感のある写りを示していますが、一方で、50mmf2.0は薔薇の花の周りに綿のようなソフトな滲みが懸かり、味わいのある絵を見せてくれています。
f8.0に絞った画像ではむしろ50mmf2.0が最もクリアかつシャープになり、他のf1.5レンズとは補正傾向の差を示しています。
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画像B
photo B
開放画像
Full Aperture
絞り f8.0
at f8.0
上記と同様の描写傾向です。50mmf1.5は絞ると、中央部分に僅かにゴーストが現れるようです。
それ以外では各レンズとも絞りとともに非常にきりっとした描写になり、まさにKino-Plasmatの写りを示しています。
画像C
photo C
開放画像
Full Aperture
ぐるぐるしたボケの中央に薔薇の花が浮き出てくるような感じですね。
41mmの「ぐるぐる」は中でも端正さが秀でています。50mmf1.5は立体感とボケとのバランスが素晴らしいですね。
50mmf2.0は薔薇の周りの滲みが際立っていますが、f2.0という開放値ですので、f1.5に比べボケは小さくなり、この距離でのバランスではf1.5に一歩譲ります。